デザイン思考のブログで書いたのですが、昭和歌謡というのは、作詞・作曲・編曲それぞれのプロが作り、スタジオミュージシャンが演奏し、歌のうまい歌い手が歌ってヒットさせるので、デザイン思考で曲作りをやっていると思われるのですが、ミュージシャンはその中で自分のやりたいことを表現しようとしていると思います。(全部妄想です)
特にベースが独特でクセが強い。
昭和歌謡は、聴衆にすぐ覚えてもらえるように、曲が短く、構成がAメロとサビしかないものがほとんどです。コード進行も単純で繰り返しが多いため、コピーする私もすぐ覚えられます。
ところが、しばしばベースが突拍子もない曲があります。
ビューティフルヨコハマ、恋の追跡、絹の靴下、花嫁、真夏の出来事、また逢う日まで、帰らざる日のために、などなど
その中でも、最も難しかったのが「瀬戸の花嫁」です。
小柳ルミ子さんの大ヒット曲で、森岡賢一郎さん編曲の名曲です。瀬戸内海の風景が目に浮かぶ素晴らしいアレンジなのですが、この曲のサビのベースが突拍子もない。たぶんベーシストがこそっと弾きまくったのではないかと思います。
ベースの音量が小さいので、ほとんど聞き取れないのですが、サビの6小節目のフレーズが難しい!
まずは原曲の該当箇所を聞いてください。
https://www.youtube.com/watch?v=JUVNv-pwAiE&t=66s
ね。ほとんど聞こえないでしょ。
楽譜で書くと
2拍目の裏の裏から、右手のピッキングを16分の裏をしつつ表で半音ずつハンマリングで上がっていくというフレーズ。聞いたことないし、弾いたことないし!
で、こちらが私の演奏です。水曜日のライブ映像(マサさんの高級iPhoneで撮影)です。
https://youtu.be/zD0RyX91bPQ
必死やん!